身近に測量業についている人間がおり、仕事について想像がしやすかったことです。また、学生時代の専攻が人文地理学であったため、研究で使用していた地図が、どのように作られているか興味がありました。
エイ・テックは地元・富山の企業ということで、自分の仕事が生活の中にどのように活かされるのか分かりやすいだろうということが就職の決め手になりました。
私たちは工事測量と言って、主に道路や河川の建造や改修工事に関わっています。皆さんも道路の迂回や橋の片側交互通行など遭遇すると思いますが、その道が開通したり綺麗になったりするのを確認するときにやはりやりがいを感じます。仕事で試行錯誤したことが、実際の道路上でどのようになっているか。泥だらけの凸凹道だったところがすんなりとしたアスファルトに覆われ、はるかな対岸が真っ白なコンクリートの道で繋がる、それを自分の体で身近に感じられることが楽しいです。
また、仕事をしている中で、無視できないのが地震による影響です。2011年の東日本大震災で、日本は東に延びてしまいました。富山県も例外ではなく、2011年以降富山県は「30㎝程、ハワイに近くなった」のです。(これはわが社の社長がよく使用する一文です。) いまではその誤差を修正するための対策が取られ、2011年以降と以前と分けて工事が施工されています。
そういった地球全体のダイナミズムと、ごく身近な変化が交差するところが、この仕事の興味深いところだと感じます。
職場には女性技術者も多く、現場を担当する際、男女や後輩先輩は関係なく、手が空いている方や現場に対して習熟度が高い方が担うことが多いです。年に5回程度の泊りがけの出張もあります。
最近はIT分野の発展により、一つの現場に掛ける時間も人数もぐっと少なくなりました。この大幅な生産性向上の動きは建設業全体に広がり、その勢いは凄まじく、日々勉強しなくてはならないことの連続です。その度に社員全員で試行錯誤しながら、あるいは喧々諤々と意見をぶつけ合いながら、より効率良く、より精度の良い成果をお客様に提供することを目指しています。
7:00 | 出社。現場車に測量機器等を積みこみ出発。車内では今日の作業確認をしたり、趣味の話をしたりしています。 |
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7:45 |
現場到着。今日は石川県での仕事。建物を建設するにあたっての事前測量です。 元請のお客様に挨拶して作業前打合せ。担当は女性技術者でした。最近では女性技術者が多く活躍しています。 |
8:00 | 朝礼に参加。工事現場内で他にどんな作業が行われるか把握し、危険が無いよう測量作業を進める必要があります。 |
8:20 | 作業開始。元請のお客様は、私たちの成果を基にその後施工していきます。なのでお客様の立場になって、測量点を設けたり図面を作成したりすることが大事です。 |
12:00 |
現地で昼食。お弁当の日もあれば、現場近くで外食したりもします。現場先での外食は、ちょっとした楽しみでもあります。 |
13:00 | 作業再開。設置する予定の測量点が水中になってしまったためお客様と協議の上、点を増やすことに。机上での計画では見えてこない問題が、現場では発生することが多々。臨機応変な対応が求められます。 |
17:00 | 帰社。今日の測量データをまとめます。お客様にとってどうすれば分かり易い図面になるか試行錯誤しながら作成。 |
18:00 | お客様に成果をメール納品。 |
18:20 | 帰宅。 |